水曜日は
さてこちらで、三ヶ月も前から微妙だ微妙だと言い続けてきましたが、見に行ってきました。

同行者は、駒場のときに私が信者に染めて(サークルの溜まり場に『空の食欲魔人』か『銀のロマンチックわはは』があったの)以来、家に『日々のお言葉』までそろえてしまった人物。私自身は、ウチのYさんの方が持ってたので、実家にいる時からファンでしたが、当時私が読んでたのはフラワーコミック。でも、サークルにあったやつ、そしてこの人が揃えたやつは、文庫本サイズの奴なので、時代の移り変わりを感じました。(実家には、『バビロンまで何マイル』が一巻しかなく、泊まりに行った時、こいつの家で結末まで読みました。)
さて、開口一番この人が言ったのは、
M「全然期待していない俺がいるんだが…」
A「まあ、そう言うな。おれは、和音さんがロングヘアーな時点でかなりキャスティングに不満があるのだ。」
M「予告編見たか?史緒さんが関西弁なんだ!」
A「ええっ?そうなの?」
二人の間では、何の説明も要らないくらい読んでます。
A「しかし、何で『笑う
M「知名度の問題じゃね?」
ま、『メイプル戦記』は、『甲子園の空に笑え』ありきだからな…。
でも、相本家の四つ子の話(「半歩だけ遅れる」)エピソードが好きなの。
キャスティングと言えば、柚子サンは川原キャラの基本とも言うべき、ウーパールーパー顔(山椒魚顔?)で、この役の人にしては、彫りが深すぎる、と皆さん美人ではあるがイメージと合わないと思う。ま、以下気になった点。
- 熊のぬいぐるみが出てきて、名札がルドルフだったが、アレはルドルフ=シュミット君か?オペラ座の怪熊の話は好きなので、ってアレは柚子主人公の話か。
- 殿下の見合い相手の人は全然お嬢様に見えない。なんかケバ目。ちなみ、ゲームの開発の漫画にも社長の見合い相手で再登場してたよね。
- マリーニ神父が女の人になってシスター化。ま、それはいいんだが、日本語がもうちょっと上手い女の人にして欲しかった。希望キャストは、カイヤ=川崎。それからロレンス先生。この人古文の先生やるくらいなのに、日本語が怪しい。パックンマックンのパックンより日本語できないんじゃ?希望キャストは、セイン=カミュとかで…。
それで、読んでた当時はなんとも思わなかったんだが、ロレンス先生ってイギリス貴族だよな?てことは、ミカエル学園は、英国国教会?そういや、原作では、神父の服着てたっけ?いっつもスーツだったような印象が。 - 途中、背景に湖(本当は海)が映っているのを見て、そう言えばここってハウステンボスなんだから、これって諫早湾なんだよな。原作だと関東近辺のはずなのに…、と思って突然笑いがこみ上げてきました。諫早湾て…。
- 湖のはずなのに潜水艦登場。いつの間に海に?近くに海のある設定なのか?そして、船着場にある船は、なぜか外輪船。いまどき、外輪船。スクリュー船全盛のこの時代に外輪船。ありえねえって。←ハウステンボス内の船を使ったからこういうことに。外輪船は推進力に問題あり。
- 出てくるお嬢様方の喋る言葉が全部作り物めいてる。全員餌の要らない猫を飼ってるのでは?
- 俊介さんがあんまり出てこないのは不満。
- 改編点で唯一良かったと思ったのは、史緒さんのお母さんが殿下の本は欠かさず買ってた点。但しその後がいけない。唐突に「殿下の職業って何?」って、無理やりすぎるだろう。それよりも、柚子さん達に、ジャンルの節操がないって言われて傷つくシーンの方を使った方が良かった。
映画の感想としては、
「…微妙?」
としか言いようがない。
なんていうの、チェ=ジウの微妙さ。「美人ではないとは言えないが、それほどでもない。」(そう言えば、後輩のシエラ君は、某研究室の女性をチェ=ジウ似と評していたが、そんなことを言っているのは彼だけです。でも、美人かどうか微妙という意味ではピッタリの喩えかと。)
M「エピソードを詰め込みすぎて、何に焦点をおきたいかぼやけてる」
ま、素人にこんなこと言われてるようじゃお仕舞いだな。
どうでもいいが、前の席に座ってたおじさんが、笑いすぎてそれが気になった。
かなり、「そこ笑うとこか?」と突っ込みたくなった。
唯一の収穫は、エンディングを歌ったつじあやのの歌が良かったと思えたこと。あと、千円じゃなかったら、スッゲー損した気分になってたと思う。←サービスデーで、千円だった。
そして、最後に一言。
制服がかわいくない!!!!!
まだまだ書き足りないんだが、書き終わってないこの時点で思った。かなり思い入れがあるんだなコイツ、と。後で、追記します。