ロードショーの鬼391
アメリカン・ラプソディ

An American Rhapsody.
狂詩曲アメリカ。
東西冷戦の対立の激しい頃のハンガリー。出版業者を営むピーター(トニー・ゴールドウィン)は、圧政に耐えかね、祖国を出てアメリカに行くことに。妻マルジット(ナスターシャ・キンスキー)、娘マリア(クローディア・スザーボ)は連れていけるが、末の娘スザンヌことジュジーは、赤ん坊のため連れていけないことに。友人ジョージ(ゾルタン・セレス)の手引きで先に出国した夫婦は、ジュジーをマルジットの母ヘレン(アグネス・バンファルヴィ)に預ける。ところが、この祖母がジュジーの扱われ方(ジャガイモと同じ袋に入れて郵便で送る)を危惧し、仲介に来た女にジュジーを渡すのを拒む。そうこうするうちに一家の亡命が知られ、祖母は収容所に送られることに。ピーターの友人の手引きで、ジュジーは田舎の老夫婦テリ(ジュシカ・コジンスジ)、ヤノ(バラス・ガルコ)に預けられることに。無事国境の警戒を潜り抜けスイスのホテルに着いた一家だったが、ジュジーがこれなくなったことを知り、妻マルジットは半狂乱。飛行機整備士の職を得たと得意になるピーターに当たり散らす。ともかく、スイスも危険なので一家はアメリカに移り住み、どうにかしてジュジーを取り戻そうとする。マルジットは大統領やルーズベルト大統領夫人、国連事務総長ハマーショルドや赤十字社などに手紙を送り、続けたが六年の間取り戻すことはできなかった。そんななか、ジョジー(ラファエラ・バンザギ)は成長し、田舎の老夫婦を本当の両親だと思い込んでいた。ところが、ピーターの友人そして、マルジットの母であるジュジーの祖母が老夫婦のもとを訪れ、ブダペストに行くのだと言ってジョジーをアメリカに連れていくことに。すぐに帰るつもりで出てきたジョジーは、アメリカになじめず、姉マリアの軽い意地悪にも耐えきれず、家を出ていくことに。探しに出た父ピーターは、成長してもアメリカが我慢できなかったら、ハンガリーに帰っていいと約束する。成長したジュジー(スカーレット・ヨハンソン)は、母マルギットの束縛に耐えきれず、家の窓に鉄格子まで付ける徹底ぶりに、ついに屋根裏のライフル銃を発砲するまでになる。お互いの断絶が深いことを知ったジュジーは、自分のアイデンティティとルーツを求めて、ハンガリーに戻ることに…。
スカーレット・ヨハンソンの肌荒れがひどい。
田舎の老夫婦が送ったプレゼントと、アメリカにいる本物の父親が送ってきたおもちゃとを比べると、あまりのみすぼらしさにみじめな気分になったあの爺さん…。
一人だけ収容所に入れられたばあさん。
アメリカになじめないスザンヌ。誰も幸せじゃないんだよね…。
母親がハンガリーを捨てた理由もね…。
シェイラ役のエミー・ロッサムはオペラ座の怪人(ロードショーの鬼221)のヒロイン。

An American Rhapsody.
狂詩曲アメリカ。
東西冷戦の対立の激しい頃のハンガリー。出版業者を営むピーター(トニー・ゴールドウィン)は、圧政に耐えかね、祖国を出てアメリカに行くことに。妻マルジット(ナスターシャ・キンスキー)、娘マリア(クローディア・スザーボ)は連れていけるが、末の娘スザンヌことジュジーは、赤ん坊のため連れていけないことに。友人ジョージ(ゾルタン・セレス)の手引きで先に出国した夫婦は、ジュジーをマルジットの母ヘレン(アグネス・バンファルヴィ)に預ける。ところが、この祖母がジュジーの扱われ方(ジャガイモと同じ袋に入れて郵便で送る)を危惧し、仲介に来た女にジュジーを渡すのを拒む。そうこうするうちに一家の亡命が知られ、祖母は収容所に送られることに。ピーターの友人の手引きで、ジュジーは田舎の老夫婦テリ(ジュシカ・コジンスジ)、ヤノ(バラス・ガルコ)に預けられることに。無事国境の警戒を潜り抜けスイスのホテルに着いた一家だったが、ジュジーがこれなくなったことを知り、妻マルジットは半狂乱。飛行機整備士の職を得たと得意になるピーターに当たり散らす。ともかく、スイスも危険なので一家はアメリカに移り住み、どうにかしてジュジーを取り戻そうとする。マルジットは大統領やルーズベルト大統領夫人、国連事務総長ハマーショルドや赤十字社などに手紙を送り、続けたが六年の間取り戻すことはできなかった。そんななか、ジョジー(ラファエラ・バンザギ)は成長し、田舎の老夫婦を本当の両親だと思い込んでいた。ところが、ピーターの友人そして、マルジットの母であるジュジーの祖母が老夫婦のもとを訪れ、ブダペストに行くのだと言ってジョジーをアメリカに連れていくことに。すぐに帰るつもりで出てきたジョジーは、アメリカになじめず、姉マリアの軽い意地悪にも耐えきれず、家を出ていくことに。探しに出た父ピーターは、成長してもアメリカが我慢できなかったら、ハンガリーに帰っていいと約束する。成長したジュジー(スカーレット・ヨハンソン)は、母マルギットの束縛に耐えきれず、家の窓に鉄格子まで付ける徹底ぶりに、ついに屋根裏のライフル銃を発砲するまでになる。お互いの断絶が深いことを知ったジュジーは、自分のアイデンティティとルーツを求めて、ハンガリーに戻ることに…。
スカーレット・ヨハンソンの肌荒れがひどい。
田舎の老夫婦が送ったプレゼントと、アメリカにいる本物の父親が送ってきたおもちゃとを比べると、あまりのみすぼらしさにみじめな気分になったあの爺さん…。
一人だけ収容所に入れられたばあさん。
アメリカになじめないスザンヌ。誰も幸せじゃないんだよね…。
母親がハンガリーを捨てた理由もね…。
シェイラ役のエミー・ロッサムはオペラ座の怪人(ロードショーの鬼221)のヒロイン。