ロードショーの鬼233
コンスタンティン。


Constantine.
コンスタンティンは主人公ジョン=コンスタンティンから。(Jesus Christと同じイニシャルになるように意識されてるそうです。)
うおおおおおおおおー!
全世界のマゾ男の為に作られた映画です(嘘)。マゾ男必見です。
身長の高い冷酷な女ティルダ=スウィントンが優男キアヌ=リーヴスを素足で踏みつけにします。
その長い足が裸足なのがたまんない。



パンツ=スーツで決めたティルダ=スウィントンも最高ですが…

このスーツ姿のスウィントンを見るだけでもこの映画を見る価値があります。
メキシコの廃墟で、ナチス党の旗に包まれた運命の槍(ロンギヌスの槍)が見つかった…
一方、人の見えないものを見る能力を持ったジョン=コンスタンティン(キアヌ=リーヴス)は、助手のチャズ=クレイマー(シア=ラブーフ)を連れて、ロサンジェルスで悪魔祓いをやっていた。今回は、ヘネシー神父(プリュイット=テイラー=ヴィンス)の手伝いで、少女に取りついた悪魔を祓う筈だったのだが、鏡に閉じ込めたはずのその下級悪魔が鏡から抜け出そうと鏡自体を破壊しようとしてきたことに戦慄を覚える。そう、悪魔が人間の世界に来ようとしていたのだ。ヘネシー神父や周りの人間にこの異変を伝えても信じてもらえなかった。悪魔や天使の住む世界は、人間たちの世界と隣り合ってはいたが、この世界に来れるのはハーフブリードと呼ばれる半端もの(ヘネシー神父も)だけの筈だったからである。
一方、精神病院に収容されていたイザベラ=ドットソン(レイチェル=ワイズ)は、「コンスタンティン」という言葉を残して飛び降り自殺をする。双子の姉である刑事アンジェラ(ワイズ二役)は、その自殺を信じられず、地元の教会を訪れカトリックの儀式に則って終末の秘跡(終油)を授けてほしいと訴えるが、自殺を禁止しているカトリックでは、自殺者に許しの秘跡を授けることはできないと告げられる。一方、そのとき偶然にもその教会に居合わせたコンスタンティンも、自分の守護天使であるガブリエル(ティルダ=スウィントン)に、「いくら悪魔を地獄に送り返しても寿命は延ばせないし、天国にも行けない。たばこを吸い過ぎて肺がんで寿命が縮んだのはあなたの所為だし、地獄に行く運命なのは昔自殺を試みたあなた自身の所為なの!」と告げられる…。また、神の存在を知ってはいるものの神に縋っていないコンスタンティンには自己犠牲の精神が足りないとも。(善行の裏にある利己的な動機)
やがて、アンジェラはコンスタンティンを訪ね三度目の邂逅(一度目は、肺癌の診断をしてもらいに来たコンスタンティンと、妹の死体を確認したアンジェラがエレベーターの前で不愉快な遭遇を…)を果たす。イザベラの死の理由を不審に思ったアンジェラは、コンスタンティンの元にたどり着いたのだ。一旦はアンジェラの願いを断ったコンスタンティンだが、アンジェラの後をつける悪魔たちの存在に気づき、彼女の援助をすることに。かつて悪魔祓いをやっており現在は中立のババ=ミッドナイト(ジャイモン=ハンスー)の酒場や、そこで出会った悪魔のハーフブリード、バルサザール(ギャヴィン=ロスデイル)からは情報を得られなかったものの、ヘネシー神父やビーマン(マックス=ベイカー)らを使ってイザベラの死の真相を追い詰めていくが、一方、ヘネシーやビーマンらが命を落とすことに…
何故イザベラは命を落としたのか?コンスタンティンの魂は救われるのか?
なんか「瘤取り爺さん」みたいな話でした。
その点に関しては、全く予想通りでしたけどね。
エンド・オブ・デイズ(ロードショーの鬼21)みたいな話でしたけど、あっちよりは良かった。
聖書の字句を唱えながら悪魔を殴るし、十字架や聖水が弱点だし、硫黄の臭いはするし…。
何でも銃でかたずけようとするアメリカニズムは出てきません。
しかし、何で、聖書の言葉はラテン語なんですかね?
旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語で書かれたはずですが、もし、ラテン語でも大丈夫なのならば、英語(ジェームズ欽定聖書)で唱えてても問題無いはずでは?
ま、ラテン語を唱えられる(「in nomine pater et filius et spiritus sanctus父と子と聖霊の御名において…」)と悶絶するあたり、この映画に出てくる悪魔とaguila氏の存在は近いのかもしれません。(故にこのblogの名前を見るたびに悶絶しています…)
バルサザール(バルタザール)っていうと、バルサザール、メルキオール、ガスパール(キャスパー多分ギリシャ語やラテン語でCとGは区別しない)っていう、東方の三博士(三賢人、三王)を思い出しますよね。キリストの誕生日にプレゼントを持ってきたって言う。
そうそう、コンスタンティンがアンジェラに渡した魔除けtriquetra、あれってケルトの文様だと思ってたら、三角に絡み合った文様が聖三位一体(ホーリー・トリニティ、父なる神と子と聖霊)を表してるんでキリスト教でも用いられるそうな。
不思議な道具(ドラゴンの息、ヨルダン川の聖水…)を売りつけるビーマンはマックス=ベイカー。
ミッドナイトことジャイモン=ハンスーは「グラディエイター」の黒人奴隷、「サハラに舞う羽」の刑務所までの案内役。
チャズ=クレイマーことシア=ラブーフは、「チャーリーズエンジェルフルスロットル」(ロードショーの鬼17)に出てたそうな。
サタンことピーター=ストーメアは一杯見てますね。「ロスト・ワールド/ジュラシックパーク」、「アルマゲドン」(ロードショーの鬼103)、「タキシード」(ロードショーの鬼74)、「9デイズ」(ロードショーの鬼171)。
レイチェル=ワイズも、「ハムナプトラ」(ロードショーの鬼151)、「ハムナプトラ2」、「アバウト=ア=ボーイ」(ロードショーの鬼48)、「スターリングラード」なんかに出てますが…、やっぱり写真で見る方が美人ですね。
まあ、何と言ってもこの映画は、ナルニア(ロードショーの鬼229、あるいはこちら)の白い魔女ことティルダ=スウィントンに尽きるわけですが。
←あんた首筋のスラッとした背の高い女に弱いだけでしょう。(しかも冷たそうな目に弱い。)
ま、胸は無いですけどね。(だからこそ最初の男装がすごく似合うわけですが)


Constantine.
コンスタンティンは主人公ジョン=コンスタンティンから。(Jesus Christと同じイニシャルになるように意識されてるそうです。)
うおおおおおおおおー!
全世界のマゾ男の為に作られた映画です(嘘)。マゾ男必見です。
身長の高い冷酷な女ティルダ=スウィントンが優男キアヌ=リーヴスを素足で踏みつけにします。
その長い足が裸足なのがたまんない。



パンツ=スーツで決めたティルダ=スウィントンも最高ですが…

このスーツ姿のスウィントンを見るだけでもこの映画を見る価値があります。
メキシコの廃墟で、ナチス党の旗に包まれた運命の槍(ロンギヌスの槍)が見つかった…
一方、人の見えないものを見る能力を持ったジョン=コンスタンティン(キアヌ=リーヴス)は、助手のチャズ=クレイマー(シア=ラブーフ)を連れて、ロサンジェルスで悪魔祓いをやっていた。今回は、ヘネシー神父(プリュイット=テイラー=ヴィンス)の手伝いで、少女に取りついた悪魔を祓う筈だったのだが、鏡に閉じ込めたはずのその下級悪魔が鏡から抜け出そうと鏡自体を破壊しようとしてきたことに戦慄を覚える。そう、悪魔が人間の世界に来ようとしていたのだ。ヘネシー神父や周りの人間にこの異変を伝えても信じてもらえなかった。悪魔や天使の住む世界は、人間たちの世界と隣り合ってはいたが、この世界に来れるのはハーフブリードと呼ばれる半端もの(ヘネシー神父も)だけの筈だったからである。
一方、精神病院に収容されていたイザベラ=ドットソン(レイチェル=ワイズ)は、「コンスタンティン」という言葉を残して飛び降り自殺をする。双子の姉である刑事アンジェラ(ワイズ二役)は、その自殺を信じられず、地元の教会を訪れカトリックの儀式に則って終末の秘跡(終油)を授けてほしいと訴えるが、自殺を禁止しているカトリックでは、自殺者に許しの秘跡を授けることはできないと告げられる。一方、そのとき偶然にもその教会に居合わせたコンスタンティンも、自分の守護天使であるガブリエル(ティルダ=スウィントン)に、「いくら悪魔を地獄に送り返しても寿命は延ばせないし、天国にも行けない。たばこを吸い過ぎて肺がんで寿命が縮んだのはあなたの所為だし、地獄に行く運命なのは昔自殺を試みたあなた自身の所為なの!」と告げられる…。また、神の存在を知ってはいるものの神に縋っていないコンスタンティンには自己犠牲の精神が足りないとも。(善行の裏にある利己的な動機)
やがて、アンジェラはコンスタンティンを訪ね三度目の邂逅(一度目は、肺癌の診断をしてもらいに来たコンスタンティンと、妹の死体を確認したアンジェラがエレベーターの前で不愉快な遭遇を…)を果たす。イザベラの死の理由を不審に思ったアンジェラは、コンスタンティンの元にたどり着いたのだ。一旦はアンジェラの願いを断ったコンスタンティンだが、アンジェラの後をつける悪魔たちの存在に気づき、彼女の援助をすることに。かつて悪魔祓いをやっており現在は中立のババ=ミッドナイト(ジャイモン=ハンスー)の酒場や、そこで出会った悪魔のハーフブリード、バルサザール(ギャヴィン=ロスデイル)からは情報を得られなかったものの、ヘネシー神父やビーマン(マックス=ベイカー)らを使ってイザベラの死の真相を追い詰めていくが、一方、ヘネシーやビーマンらが命を落とすことに…
何故イザベラは命を落としたのか?コンスタンティンの魂は救われるのか?
なんか「瘤取り爺さん」みたいな話でした。
その点に関しては、全く予想通りでしたけどね。
エンド・オブ・デイズ(ロードショーの鬼21)みたいな話でしたけど、あっちよりは良かった。
聖書の字句を唱えながら悪魔を殴るし、十字架や聖水が弱点だし、硫黄の臭いはするし…。
何でも銃でかたずけようとするアメリカニズムは出てきません。
しかし、何で、聖書の言葉はラテン語なんですかね?
旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語で書かれたはずですが、もし、ラテン語でも大丈夫なのならば、英語(ジェームズ欽定聖書)で唱えてても問題無いはずでは?
ま、ラテン語を唱えられる(「in nomine pater et filius et spiritus sanctus父と子と聖霊の御名において…」)と悶絶するあたり、この映画に出てくる悪魔とaguila氏の存在は近いのかもしれません。(故にこのblogの名前を見るたびに悶絶しています…)
バルサザール(バルタザール)っていうと、バルサザール、メルキオール、ガスパール(キャスパー多分ギリシャ語やラテン語でCとGは区別しない)っていう、東方の三博士(三賢人、三王)を思い出しますよね。キリストの誕生日にプレゼントを持ってきたって言う。
そうそう、コンスタンティンがアンジェラに渡した魔除けtriquetra、あれってケルトの文様だと思ってたら、三角に絡み合った文様が聖三位一体(ホーリー・トリニティ、父なる神と子と聖霊)を表してるんでキリスト教でも用いられるそうな。
不思議な道具(ドラゴンの息、ヨルダン川の聖水…)を売りつけるビーマンはマックス=ベイカー。
ミッドナイトことジャイモン=ハンスーは「グラディエイター」の黒人奴隷、「サハラに舞う羽」の刑務所までの案内役。
チャズ=クレイマーことシア=ラブーフは、「チャーリーズエンジェルフルスロットル」(ロードショーの鬼17)に出てたそうな。
サタンことピーター=ストーメアは一杯見てますね。「ロスト・ワールド/ジュラシックパーク」、「アルマゲドン」(ロードショーの鬼103)、「タキシード」(ロードショーの鬼74)、「9デイズ」(ロードショーの鬼171)。
レイチェル=ワイズも、「ハムナプトラ」(ロードショーの鬼151)、「ハムナプトラ2」、「アバウト=ア=ボーイ」(ロードショーの鬼48)、「スターリングラード」なんかに出てますが…、やっぱり写真で見る方が美人ですね。
まあ、何と言ってもこの映画は、ナルニア(ロードショーの鬼229、あるいはこちら)の白い魔女ことティルダ=スウィントンに尽きるわけですが。
←あんた首筋のスラッとした背の高い女に弱いだけでしょう。(しかも冷たそうな目に弱い。)
ま、胸は無いですけどね。(だからこそ最初の男装がすごく似合うわけですが)
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tag : レイチェル・ワイズ
ロードショーの鬼232
緑の館。

Green Mansions.
監督のメル・ファーラーは、この映画の時は、ヘップバーンと新婚ホヤホヤであり、ファーラーがプロディースした「暗くなるまで待って」の直後に離婚したそうな。
政変で国を追われたアベル(アンソニー=パーキンズ)は、金塊の眠るジャングルの奥地を目指した。野生の動物と原住民たちの脅威が噂されている場所だったが、味方を募りクーデターを起こした連中に復讐するためには、どうしても金が必要だったからだ。原住民に襲われたアベルは、飲まず食わずでしゃべり続けるという勇気を示したため、族長ルーニー(早川雪洲)に気に入られ、息子扱いを受ける。族長の次男クワクオ(ヘンリー=シルヴァ)は、宣教師に教育を受けていたために唯一アベルの言葉が分かるのだが、ある日、禁断の森に入ってそこに住む魔女リマ(オードリー・ヘップバーン)に会い、森から出て来たアベルに、クワクオの兄の命を奪った森の魔女の命を奪って来いという族長の命令を伝える。再び森を訪れたアベルは、リマを追いかけるうちに毒蛇に噛まれ気を失ってしまう。数日後、意識を取り戻したアベルは、リマの家ので介抱されており、リマの祖父ヌフロ(リー=J.=コッブ)から意識を失っていた間の事情を聴く。やがて、リマは、アベルに恋するのだが…
カラカスとか言うてますから、ベネズエラですかね?
でも、英語しゃべってますけどね。
おいおい、復讐はどうしたんだよ!ってな話です。
メインプロットだと思っていたものがどっかに行ってしまって、投げっ放しジャーマンを喰らった感じです。
戦場に架ける橋(ロードショーの鬼91)の刑務所の所長役だった早川雪洲が出てきてます。

Green Mansions.
監督のメル・ファーラーは、この映画の時は、ヘップバーンと新婚ホヤホヤであり、ファーラーがプロディースした「暗くなるまで待って」の直後に離婚したそうな。
政変で国を追われたアベル(アンソニー=パーキンズ)は、金塊の眠るジャングルの奥地を目指した。野生の動物と原住民たちの脅威が噂されている場所だったが、味方を募りクーデターを起こした連中に復讐するためには、どうしても金が必要だったからだ。原住民に襲われたアベルは、飲まず食わずでしゃべり続けるという勇気を示したため、族長ルーニー(早川雪洲)に気に入られ、息子扱いを受ける。族長の次男クワクオ(ヘンリー=シルヴァ)は、宣教師に教育を受けていたために唯一アベルの言葉が分かるのだが、ある日、禁断の森に入ってそこに住む魔女リマ(オードリー・ヘップバーン)に会い、森から出て来たアベルに、クワクオの兄の命を奪った森の魔女の命を奪って来いという族長の命令を伝える。再び森を訪れたアベルは、リマを追いかけるうちに毒蛇に噛まれ気を失ってしまう。数日後、意識を取り戻したアベルは、リマの家ので介抱されており、リマの祖父ヌフロ(リー=J.=コッブ)から意識を失っていた間の事情を聴く。やがて、リマは、アベルに恋するのだが…
カラカスとか言うてますから、ベネズエラですかね?
でも、英語しゃべってますけどね。
おいおい、復讐はどうしたんだよ!ってな話です。
メインプロットだと思っていたものがどっかに行ってしまって、投げっ放しジャーマンを喰らった感じです。
戦場に架ける橋(ロードショーの鬼91)の刑務所の所長役だった早川雪洲が出てきてます。